2018年9月30日日曜日
2018年9月23日日曜日
2018年9月16日日曜日
2018年9月9日日曜日
2018年9月1日土曜日
断章『器としての身体―土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ』「寸法の歩行」
「寸法の歩行」
イ 寸法になって歩行する
ロ 天界と地界の間を歩くのではなく移行する
ハ ガラスの目玉 額に一つ目をつける
ニ 見る速度より 映る速度の方が迅い
ホ 足裏にカミソリの刃
へ 頭上に水盤
ト 蜘蛛の糸で関節が吊られている
チ 歩きたいという願いが先行して 形が後から追いすがる
リ 歩みの痕跡が前方にも後方にも吊り下がっている
ハ ガラスの目玉 額に一つ目をつける
ホ 足裏にカミソリの刃
へ 頭上に水盤
ヌ 奥歯の森 からだの空洞に糸
ル 既に眼は見ることを止め 足は歩むことを止めるだろう
そこに在ることが歩む眼 歩む足となるだろう
オ 歩みが途切れ途切れの不連続を要請し 空間の拡がりを促す
イ 寸法になって歩行する
□『器としての身体―土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ』三上 賀代(著)
・・・
暗黒舞踏(BUTOH)を築き上げた土方巽。
その身体技法のなかでも重要な歩行を規定した舞踏譜の一つが「寸法の歩行」です。
「舞踏譜」。土方巽は舞踏の振付を言葉によっておこなった。
舞踏を踊るということは計り知れないほど切実な行為であるということは、土方のつぎのことばからも伺えます。
「舞踏とは命がけで突っ立つ死体」
・・・
イ 寸法になって歩行する
ロ 天界と地界の間を歩くのではなく移行する
ハ ガラスの目玉 額に一つ目をつける
ニ 見る速度より 映る速度の方が迅い
ホ 足裏にカミソリの刃
へ 頭上に水盤
ト 蜘蛛の糸で関節が吊られている
チ 歩きたいという願いが先行して 形が後から追いすがる
リ 歩みの痕跡が前方にも後方にも吊り下がっている
ハ ガラスの目玉 額に一つ目をつける
ホ 足裏にカミソリの刃
へ 頭上に水盤
ヌ 奥歯の森 からだの空洞に糸
ル 既に眼は見ることを止め 足は歩むことを止めるだろう
そこに在ることが歩む眼 歩む足となるだろう
オ 歩みが途切れ途切れの不連続を要請し 空間の拡がりを促す
イ 寸法になって歩行する
□『器としての身体―土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ』三上 賀代(著)
・・・
暗黒舞踏(BUTOH)を築き上げた土方巽。
その身体技法のなかでも重要な歩行を規定した舞踏譜の一つが「寸法の歩行」です。
「舞踏譜」。土方巽は舞踏の振付を言葉によっておこなった。
舞踏を踊るということは計り知れないほど切実な行為であるということは、土方のつぎのことばからも伺えます。
「舞踏とは命がけで突っ立つ死体」
・・・
2018年8月28日火曜日
【マンガ】銀河の死なない子供たちへ 施川 ユウキ
人間の生と死。子供と母。成長。家族愛。
とにかく読んでほしい超お勧めの傑作。
上下巻の下巻出版日に偶然発見、
『バーナード嬢曰く。』で施川 ユウキに出会い、
『オンノジ』、『ヨルとネル』と読み進んでファンになってたので、
迷わず購入。これが出会いというものです。
作品後半、突然思わぬところで「あの絵」に遭遇。
重要なところで「船」が登場するなど、
自分にとって、
この偶然の出会いは必然に感じられて仕方ない。
・・・Amazonの内容紹介・・・
とうに人類が滅亡した星で、
ラップを口ずさむのが大好きな天真爛漫な姉・πと、
いつも読書をしている内向的な弟・マッキは、
永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。
そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は……。
「手塚治虫文化賞」受賞作家が挑む、
不死の子供たちの果てしない日常と、
途方もない探求の旅――。
上下巻の下巻出版日に偶然発見、
『バーナード嬢曰く。』で施川 ユウキに出会い、
『オンノジ』、『ヨルとネル』と読み進んでファンになってたので、
迷わず購入。これが出会いというものです。
作品後半、突然思わぬところで「あの絵」に遭遇。
重要なところで「船」が登場するなど、
自分にとって、
この偶然の出会いは必然に感じられて仕方ない。
・・・Amazonの内容紹介・・・
とうに人類が滅亡した星で、
ラップを口ずさむのが大好きな天真爛漫な姉・πと、
いつも読書をしている内向的な弟・マッキは、
永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。
そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は……。
「手塚治虫文化賞」受賞作家が挑む、
不死の子供たちの果てしない日常と、
途方もない探求の旅――。
・・・引用おわり・・・
2018年8月19日日曜日
断章『アート・スピリット』その2
芸術とは、個々の人間が一人ずつ、自分のよって立つ根拠を世界に分け与えることである。与えたいと思う人間、与えることを喜びとする人間は、与えるという行為に喜びを見出す。与える人々はとても強い。
□『アート・スピリット』ロバート・ヘンライ(著)野中邦子(翻訳)
□『アート・スピリット』ロバート・ヘンライ(著)野中邦子(翻訳)
2018年8月11日土曜日
断章『アート・スピリット』
いま現在、自分自身でいなさい。
明日まで待つことはない。
いまこのときに自分の主人でいられる人間が、
明日も自分自身の主人でいられるのだ。
人は全体の一部として存在するのではない。
われわれはそれが真実だと知っている。
芸術家は、芸術家であろうと決意したとき、
そのスタート地点からすでに一人の巨匠である。
巨匠とは、自分がもっているものを活用する人びとである。
□『アート・スピリット』ロバート・ヘンライ(著)野中邦子(翻訳)
明日まで待つことはない。
いまこのときに自分の主人でいられる人間が、
明日も自分自身の主人でいられるのだ。
人は全体の一部として存在するのではない。
われわれはそれが真実だと知っている。
芸術家は、芸術家であろうと決意したとき、
そのスタート地点からすでに一人の巨匠である。
巨匠とは、自分がもっているものを活用する人びとである。
□『アート・スピリット』ロバート・ヘンライ(著)野中邦子(翻訳)
GTR ストリートギャラリー "ポリプレプ・プロボーク"/河合晋平
ギャラリーツアーリポート(略してGTR)、日記版。
ほぼ毎日通勤中にチェックするSTREET GALLERYです。
STREET GALLERY
http://street-gallery.net/top/
現在の展示は"ポリプレプ・プロボーク"。
"ポリプレプ・プロボーク"/河合晋平
2018.7/23(月)〜8/19(日)
9:00~21:00(最終日〜16:00迄)
どうやって描いたんやろうという細胞みたいな模様。
ビニルシートのテラテラした質感。
そして意味不明だけど気になる題名。
フェイスブック(河合晋平の制作風景)の
「系統樹」必見。"存在物"(作品)の展開がすごい。
素材もバターロール、糸蒟蒻、ゴムチューブ、使い捨てスプーン
と意表をついた選択。
うーん。おもしろーい。
ほぼ毎日通勤中にチェックするSTREET GALLERYです。
STREET GALLERY
http://street-gallery.net/top/
現在の展示は"ポリプレプ・プロボーク"。
"ポリプレプ・プロボーク"/河合晋平
2018.7/23(月)〜8/19(日)
9:00~21:00(最終日〜16:00迄)
どうやって描いたんやろうという細胞みたいな模様。
ビニルシートのテラテラした質感。
そして意味不明だけど気になる題名。
フェイスブック(河合晋平の制作風景)の
「系統樹」必見。"存在物"(作品)の展開がすごい。
素材もバターロール、糸蒟蒻、ゴムチューブ、使い捨てスプーン
と意表をついた選択。
うーん。おもしろーい。
2018年8月9日木曜日
【TV】NHKスペシャル「6男4女 サーカス家族の夏」
「6男4女 サーカス家族の夏」
日本全国を2ヶ月ごとに興行しながら旅するサーカス団「ハッピードリームサーカス」。総勢50人の一座の中に、パフォーマーのコロンビア人男性と日本人女性の夫婦がいる。ふたりの間には、10人の子供がおり、まもなく11人目の子供が生まれる。
たくましい子供たち。母強し。
日本全国を2ヶ月ごとに興行しながら旅するサーカス団「ハッピードリームサーカス」。総勢50人の一座の中に、パフォーマーのコロンビア人男性と日本人女性の夫婦がいる。ふたりの間には、10人の子供がおり、まもなく11人目の子供が生まれる。
たくましい子供たち。母強し。
2018年8月4日土曜日
【リンク】榎忠さんのインタビュー
榎忠さんのインタビューを見つけました。
2018年7月23日、最近の掲載です。
村上隆らにも影響をあたえ、半刈りでハンガリーに行ったアーティスト。その男、榎忠。: 生き様 01
https://www.artlogue.org/ikizama-enoki-chu/
アートローグ アートで社会に対話と潤いを。
https://www.artlogue.org/
ところで榎忠さん、百島に行かれたみたいですね。百島には親戚が住んでます。
2018年7月23日、最近の掲載です。
村上隆らにも影響をあたえ、半刈りでハンガリーに行ったアーティスト。その男、榎忠。: 生き様 01
https://www.artlogue.org/ikizama-enoki-chu/
アートローグ アートで社会に対話と潤いを。
https://www.artlogue.org/
ところで榎忠さん、百島に行かれたみたいですね。百島には親戚が住んでます。
断章『観光 日本霊地巡礼』
ようするに「メチエ」とは、自然にあるマチエールを素材にして、その中から精妙なかたちや動きの線をとりだしてくるプラクティカルな技術や芸のことをさしている。それは自然の力、自然の動きと直接に触れ合わなければならないから、へたな観念だとか融通の利かない志向なんかにしばられていると、とんだ火傷をしてしまう。それに「メチエ」の人たちは、現実にある裸の力を終始その手でいじりまわしている肉体派でもあるから、けっして神秘主義のイリュージョンやペダントリーに走ることもない。
□『観光 日本霊地巡礼』 中沢新一 細野晴臣(著)
□『観光 日本霊地巡礼』 中沢新一 細野晴臣(著)
2018年8月2日木曜日
2018年7月22日日曜日
初めてのギャラリーツアーQ&A
来週土曜日はギャラリーツアーだ。
参加する人たちに、なにか役に立つものを作りたいとおもった。絵画教室の先生とこれまでギャラリーを巡ったときのことを思い出し、インターネットサイトを調べたりして、Q&Aを作ってみた。
このQ&Aの核心は6番目。これまで単に趣味的に画廊巡りしていたのではない。将来開催する個展に向けての布石として、種蒔きの意識で経験を重ねてきたということが、一般的な「ギャラリーツアー」とは本質的に違っていると思う。
ホントはギャラリーでは我儘に鑑賞したいのだ。気になった作品は近寄ったり離れたりしてしつこい位に研究観察するし、作品に囲まれてボーっと体感することもある。興味がなければサッサと出て行って記帳もしない。
多くの優れた作品に触れることは、美術の体力をじわじわと確実に向上させて、制作活動をより自由にしてくれると思っている。
参加者の人たちも、いろんなギャラリーに足を運んで、いろんな経験を重ねて、そして慣れてくれば独りで行けばいいのだ。
・・・
「初めてのギャラリーツアーQ&A」
Q1. ギャラリーの入場料は?
A1. ギャラリーは一般的に無料で入れます。入退場は自由で、作品を買う義務もありません。ただし、レセプションパーティーなど、料金が必要な場合もあります。
Q2. そもそもギャラリーってどういうところ?
A2. ギャラリー=画廊と考えてもらっていいでしょう。美術館は博物館の一種で美術作品の収集・保存・展示を主目的とするのに対して、ギャラリーは作品を販売しています。
ギャラリーには、おもに企画画廊と貸画廊の二種類があります。企画画廊はオーナーやスタッフが一定のコンセプトで作品を仕入れたり委託を受けた作品を販売し、作品の売却益や手数料で利益を得ています。貸画廊は作家に一日いくらで展示場所をレンタルし、展示場所の利用料や作品の売買手数料で利益を得ています。
また、それぞれのギャラリーには、現代美術のほかに、近代美術、古美術といった時代別の、そして絵画、彫刻、写真、工芸といった作品形態別の取り扱いジャンルがあります。
Q3. 美術館に比べて、ギャラリーのいいところは?
A3. 入場料がいらないので、気軽に入ってみることができます。作品が面白くなければすぐに出てもいいのです。作品が販売されているので、アートマーケットの相場を知ることができます。
さらに、現代作家の最新作を見ることができ、作家本人に会えるかもしれません。個展初日は特に、作家本人が在廊している可能性が高く、作品について質問したり話したりするチャンスですよ。入り口の芳名帳近辺に、作家のポートフォリオ(過去の作品の写真、作家の経歴などをまとめたもの)が置いてあることもあります。展示している作家さんがこれまでどんな作品を作ってきて、いまどんなことを考えて制作されているのか尋ねてみてはどうでしょうか。
作品を見ていると、ギャラリーのスタッフが作品の解説をしてくれることもありますよ。
Q4. 作品の値段はどこに書いてるの?
A4. キャプションに書いてあります。キャプションとは、作品それぞれの側に貼られている解説ラベルのことで、作品のタイトル、素材、価格などを説明するものです。壁には作品以外を展示したくないとか、展示作品の脇に価格を表示したくない場合には、価格表(プライスリスト)にして入り口や芳名帳の横に置いてあることもあります。価格がどこにも表示されていないけれど、とても気に入って買ってみたいような作品があったら、ギャラリーの人に聞いてみてください。
なお、キャプションや価格表に丸くて赤いシールが貼ってあったら、その作品は売却済みのしるしです。展示作品でどんな作品が売れているのかわかります。ちなみに青いシールは商談中です。
Q5. 芳名帳には記帳しないといけないの?
A5. 芳名帳には書いても書かなくても自由です。作家やギャラリーは、芳名帳をどれだけの人が訪れたかの目安にするので、記帳するほうが喜ばれるでしょう。気に入った作家やギャラリーであれば、芳名帳に名前とメールアドレスを記帳しておけば、次回の展覧会の案内ハガキやメールが送られてくることもあります。
Q6. ギャラリーに行ったときのそのほかの見どころは?
A6. ギャラリーの鑑賞のしかたにきまりはないと思いますが、「ひとりの美術家」としてギャラリーを見てみましょう。それぞれのギャラリーには特色があります。自分の作品はこのギャラリーの方向性と合っているだろうか?現在の展示の雰囲気、ギャラリーに置いてある過去やこれからの展覧会のハガキを見れば、傾向がわかるでしょう。ギャラリーの人と話ができればギャラリーのことがさらにわかるでしょう。ギャラリーの人とどんなふうに接したらいいのだろう?自分はこのギャラリーで発表したい?自分がこのギャラリーで発表するとすれば、どんな作品をどんな風に展示するだろう?作品の配置や照明はどうする?展覧会にはいくらかかる?出品作品の値段をどう決める?などなど・・・。想像力を働かせましょう!
・・・
★来週の行先
□ラッズギャラリー http://www.ladsgallery.com/
□アートコートギャラリー http://www.artcourtgallery.com/
参加する人たちに、なにか役に立つものを作りたいとおもった。絵画教室の先生とこれまでギャラリーを巡ったときのことを思い出し、インターネットサイトを調べたりして、Q&Aを作ってみた。
このQ&Aの核心は6番目。これまで単に趣味的に画廊巡りしていたのではない。将来開催する個展に向けての布石として、種蒔きの意識で経験を重ねてきたということが、一般的な「ギャラリーツアー」とは本質的に違っていると思う。
ホントはギャラリーでは我儘に鑑賞したいのだ。気になった作品は近寄ったり離れたりしてしつこい位に研究観察するし、作品に囲まれてボーっと体感することもある。興味がなければサッサと出て行って記帳もしない。
多くの優れた作品に触れることは、美術の体力をじわじわと確実に向上させて、制作活動をより自由にしてくれると思っている。
参加者の人たちも、いろんなギャラリーに足を運んで、いろんな経験を重ねて、そして慣れてくれば独りで行けばいいのだ。
・・・
「初めてのギャラリーツアーQ&A」
Q1. ギャラリーの入場料は?
A1. ギャラリーは一般的に無料で入れます。入退場は自由で、作品を買う義務もありません。ただし、レセプションパーティーなど、料金が必要な場合もあります。
Q2. そもそもギャラリーってどういうところ?
A2. ギャラリー=画廊と考えてもらっていいでしょう。美術館は博物館の一種で美術作品の収集・保存・展示を主目的とするのに対して、ギャラリーは作品を販売しています。
ギャラリーには、おもに企画画廊と貸画廊の二種類があります。企画画廊はオーナーやスタッフが一定のコンセプトで作品を仕入れたり委託を受けた作品を販売し、作品の売却益や手数料で利益を得ています。貸画廊は作家に一日いくらで展示場所をレンタルし、展示場所の利用料や作品の売買手数料で利益を得ています。
また、それぞれのギャラリーには、現代美術のほかに、近代美術、古美術といった時代別の、そして絵画、彫刻、写真、工芸といった作品形態別の取り扱いジャンルがあります。
Q3. 美術館に比べて、ギャラリーのいいところは?
A3. 入場料がいらないので、気軽に入ってみることができます。作品が面白くなければすぐに出てもいいのです。作品が販売されているので、アートマーケットの相場を知ることができます。
さらに、現代作家の最新作を見ることができ、作家本人に会えるかもしれません。個展初日は特に、作家本人が在廊している可能性が高く、作品について質問したり話したりするチャンスですよ。入り口の芳名帳近辺に、作家のポートフォリオ(過去の作品の写真、作家の経歴などをまとめたもの)が置いてあることもあります。展示している作家さんがこれまでどんな作品を作ってきて、いまどんなことを考えて制作されているのか尋ねてみてはどうでしょうか。
作品を見ていると、ギャラリーのスタッフが作品の解説をしてくれることもありますよ。
Q4. 作品の値段はどこに書いてるの?
A4. キャプションに書いてあります。キャプションとは、作品それぞれの側に貼られている解説ラベルのことで、作品のタイトル、素材、価格などを説明するものです。壁には作品以外を展示したくないとか、展示作品の脇に価格を表示したくない場合には、価格表(プライスリスト)にして入り口や芳名帳の横に置いてあることもあります。価格がどこにも表示されていないけれど、とても気に入って買ってみたいような作品があったら、ギャラリーの人に聞いてみてください。
なお、キャプションや価格表に丸くて赤いシールが貼ってあったら、その作品は売却済みのしるしです。展示作品でどんな作品が売れているのかわかります。ちなみに青いシールは商談中です。
Q5. 芳名帳には記帳しないといけないの?
A5. 芳名帳には書いても書かなくても自由です。作家やギャラリーは、芳名帳をどれだけの人が訪れたかの目安にするので、記帳するほうが喜ばれるでしょう。気に入った作家やギャラリーであれば、芳名帳に名前とメールアドレスを記帳しておけば、次回の展覧会の案内ハガキやメールが送られてくることもあります。
Q6. ギャラリーに行ったときのそのほかの見どころは?
A6. ギャラリーの鑑賞のしかたにきまりはないと思いますが、「ひとりの美術家」としてギャラリーを見てみましょう。それぞれのギャラリーには特色があります。自分の作品はこのギャラリーの方向性と合っているだろうか?現在の展示の雰囲気、ギャラリーに置いてある過去やこれからの展覧会のハガキを見れば、傾向がわかるでしょう。ギャラリーの人と話ができればギャラリーのことがさらにわかるでしょう。ギャラリーの人とどんなふうに接したらいいのだろう?自分はこのギャラリーで発表したい?自分がこのギャラリーで発表するとすれば、どんな作品をどんな風に展示するだろう?作品の配置や照明はどうする?展覧会にはいくらかかる?出品作品の値段をどう決める?などなど・・・。想像力を働かせましょう!
・・・
★来週の行先
□ラッズギャラリー http://www.ladsgallery.com/
□アートコートギャラリー http://www.artcourtgallery.com/
2018年7月16日月曜日
2018年7月14日土曜日
ギャラリーツアーレポート/20180713/ゲリラ編
はい、突然始まりましたギャラリーツアーレポート(略してG.T.R)。
今回は、ゲリラ編と題しまして、単独のハードな行程でお送りします!
20180713
0720 梅雨明け宣言後、連日の猛暑。いつものようにスーツ着て、首に汗止めの手ぬぐい巻いて、いざ出勤。
0730 会社に行くと思いきや、いきなりギャラリーに到着。ここは「ストリートギャラリー」。JR住吉駅から山側の坂道沿いにある、ショーウィンドーがそのまま展示スペースという、ユニークなギャラリーです。ショーウィンドー脇には芳名帳がぶら下げられていて、台風の時などはまれに吹き飛ばされてたり。要は通勤途中にあるので、ギャラリーをほぼ毎日眺めていくわけ。で、気に入ったら芳名帳にサインして。現在の展示は、奈良田晃治展「火のかたち」。ロール紙を切らずに、ショーウィンドーの高さいっぱいくらいで火を描いてあるんですが、青白い色調と炎のタッチが好きで毎日見ています。何で描いてあるのか、パステルだろうか…。紙の下のところをタッカーで壁面に止めてあるのだけれども、最初ちょうどの長さだったのが、徐々に紙が重みで伸びてきて今はだいぶたわんでいる。たわみに気づいた時はあれ?と思ったけど、この頃はなじんでたわみも気に入ってきた。で、ついでに脇においてあるチラシやハガキをチェック。すると、昨日はなかったハガキ発見。「Space31」の「杉本 晋一 展 いろ を さがし ながら」。2メートル以上ある大画面に鉛筆か何かで地図のような絵を描く人の写真。描きかけの絵はほぼモノクロ。しかし気になるのは描いている人の髪型。なんかおかしい。しっぽみたいに後ろだけ伸ばしてる。なんか気になる。見たい。「Space31」夜7時までやってる。行ったことないけど阪神御影駅の近くだったら会社帰りに行けるかも。そういえば横尾忠則現代美術館って金曜日は夜8時まで空いてへんかったっけ。ついでに行けるかな?ムリか?いや、こういう時は感覚に従うべき!・・・と以上のようなことを30秒程度自問自答、急遽、独りギャラリーツアー決定!!!
1305 会社の事務所で「今日はボク定時で帰りますからね~みんなも残業せんと帰りよ~」とさりげなく前振り。仕事熱心な事務員さん達を牽制。
1800 終業のチャイム、と同時に電話が鳴る。本社の部長からまさかの電話。
1810 内心は帰ることしか考えてないけど、丁重に話を伺って(たぶん話に興味ないことバレバレ)早々に電話を置く。よしよし、帰るで~。と思いきや、事務所の出口で部下がトイレが詰まったと困り顔。お、君らシュポシュポ得意やろっ、と別の同僚に無理やり振って、そそくさと離脱。
1830 阪神御影駅に着!蒸し暑い。なにせ初めてなもんで、「Space31」のハガキを左手に、右手で汗を拭き拭き、ウロウロ。焼き鳥屋の横、焼き鳥屋、焼き鳥屋…なんとかギャラリーの看板発見。マンションの一室みたいなとこ。一階とか、めっちゃ生活の匂い。
1840 3階まで階段上り「Space31」に到着!ドアは開いている。恐る恐る、失礼しまぁす。と入ると中でカフェ的に?何人かの人が歓談中の気配。展示の部屋を覗くと、あのしっぽの人がいきなり登場。「あっ、すんません、今インスタ上げてるとこで」と別の部屋に行ってしまう。気にせずに絵を拝見。絵はかなり大きいのから小さいのまであるが、いずれも着色されていた。女の子の人物像が入ってたり、予想よりかなりイラストチックか?いやいや、先入観は置いといて、じっくり眺めてみよう…程なく作家の杉本さん本人が戻ってこられて、親切にも色々話をしてくださった。「動き」を表現したいとのこと、上下左右どの向きでも見られる絵ということで、カンタンなんでと言って、わざわざタタミ一枚くらいの大きい作品を外して、グルんとかけ直してくださったり。来年9月にはBBプラザでの展覧会が予定されているとのこと。結局、絵の前は立体作品を作られていたこととか、別室の最新の白黒作品も解説していただけた。そこで展示されてたハガキ大の作品は、阪急電車の中で描かれたそう。気づいたら7時を10分程オーバー、30分程度見せて頂いたことになる。杉本さん有難うございました。
1920 阪神電車岩屋駅に到着。だいぶ薄暗くなってきた。もしかして美術館の入館受付って7時半までかもと気づき、アセる。ここから結構上り坂やんなあ。ギリギリかなあ。
1929 滑り込みセーフ。汗をダラダラ流しつつ、横尾忠則現代美術館の玄関を入る。受付の方がどうぞ2階へと案内してくれる。えっ今日、無料の日?ラッキー!!ロッカーに荷物を入れている間に、閉館30分前のアナウンスが流れる。観客は少ない。3名程度か。完全マイペースで鑑賞。2階は時系列での自画像展示。古い制作年の作品では、へーこんなん描いてはったんや。というのもありつつ、特に最近の作品中心にじっくり見る。あと15分。3階はほかの美術家を描いた作品。なんとなくこちらは目を惹かれず、10分程度みてもういいかと。
1955 はい、もうすっかり夜です。いつもだったらまだまだ残業してる時間帯ですが、今日はギャラリーと美術舘のハシゴが成功して大満足です。挑戦した甲斐がありました。
意外と長文になってしまいました、G.T.R.。ここまで読んでくださった方、有難うございます。皆さんも仕事帰りにギャラリーや美術舘に行ってみてはいかが?意外と楽しいかもしれませんよ~。
★今回の行先
□ストリートギャラリー http://street-gallery.net/top/
□横尾忠則現代美術館 http://www.ytmoca.jp/outline/outline.html
今回は、ゲリラ編と題しまして、単独のハードな行程でお送りします!
20180713
0720 梅雨明け宣言後、連日の猛暑。いつものようにスーツ着て、首に汗止めの手ぬぐい巻いて、いざ出勤。
0730 会社に行くと思いきや、いきなりギャラリーに到着。ここは「ストリートギャラリー」。JR住吉駅から山側の坂道沿いにある、ショーウィンドーがそのまま展示スペースという、ユニークなギャラリーです。ショーウィンドー脇には芳名帳がぶら下げられていて、台風の時などはまれに吹き飛ばされてたり。要は通勤途中にあるので、ギャラリーをほぼ毎日眺めていくわけ。で、気に入ったら芳名帳にサインして。現在の展示は、奈良田晃治展「火のかたち」。ロール紙を切らずに、ショーウィンドーの高さいっぱいくらいで火を描いてあるんですが、青白い色調と炎のタッチが好きで毎日見ています。何で描いてあるのか、パステルだろうか…。紙の下のところをタッカーで壁面に止めてあるのだけれども、最初ちょうどの長さだったのが、徐々に紙が重みで伸びてきて今はだいぶたわんでいる。たわみに気づいた時はあれ?と思ったけど、この頃はなじんでたわみも気に入ってきた。で、ついでに脇においてあるチラシやハガキをチェック。すると、昨日はなかったハガキ発見。「Space31」の「杉本 晋一 展 いろ を さがし ながら」。2メートル以上ある大画面に鉛筆か何かで地図のような絵を描く人の写真。描きかけの絵はほぼモノクロ。しかし気になるのは描いている人の髪型。なんかおかしい。しっぽみたいに後ろだけ伸ばしてる。なんか気になる。見たい。「Space31」夜7時までやってる。行ったことないけど阪神御影駅の近くだったら会社帰りに行けるかも。そういえば横尾忠則現代美術館って金曜日は夜8時まで空いてへんかったっけ。ついでに行けるかな?ムリか?いや、こういう時は感覚に従うべき!・・・と以上のようなことを30秒程度自問自答、急遽、独りギャラリーツアー決定!!!
1305 会社の事務所で「今日はボク定時で帰りますからね~みんなも残業せんと帰りよ~」とさりげなく前振り。仕事熱心な事務員さん達を牽制。
1800 終業のチャイム、と同時に電話が鳴る。本社の部長からまさかの電話。
1810 内心は帰ることしか考えてないけど、丁重に話を伺って(たぶん話に興味ないことバレバレ)早々に電話を置く。よしよし、帰るで~。と思いきや、事務所の出口で部下がトイレが詰まったと困り顔。お、君らシュポシュポ得意やろっ、と別の同僚に無理やり振って、そそくさと離脱。
1830 阪神御影駅に着!蒸し暑い。なにせ初めてなもんで、「Space31」のハガキを左手に、右手で汗を拭き拭き、ウロウロ。焼き鳥屋の横、焼き鳥屋、焼き鳥屋…なんとかギャラリーの看板発見。マンションの一室みたいなとこ。一階とか、めっちゃ生活の匂い。
1840 3階まで階段上り「Space31」に到着!ドアは開いている。恐る恐る、失礼しまぁす。と入ると中でカフェ的に?何人かの人が歓談中の気配。展示の部屋を覗くと、あのしっぽの人がいきなり登場。「あっ、すんません、今インスタ上げてるとこで」と別の部屋に行ってしまう。気にせずに絵を拝見。絵はかなり大きいのから小さいのまであるが、いずれも着色されていた。女の子の人物像が入ってたり、予想よりかなりイラストチックか?いやいや、先入観は置いといて、じっくり眺めてみよう…程なく作家の杉本さん本人が戻ってこられて、親切にも色々話をしてくださった。「動き」を表現したいとのこと、上下左右どの向きでも見られる絵ということで、カンタンなんでと言って、わざわざタタミ一枚くらいの大きい作品を外して、グルんとかけ直してくださったり。来年9月にはBBプラザでの展覧会が予定されているとのこと。結局、絵の前は立体作品を作られていたこととか、別室の最新の白黒作品も解説していただけた。そこで展示されてたハガキ大の作品は、阪急電車の中で描かれたそう。気づいたら7時を10分程オーバー、30分程度見せて頂いたことになる。杉本さん有難うございました。
1920 阪神電車岩屋駅に到着。だいぶ薄暗くなってきた。もしかして美術館の入館受付って7時半までかもと気づき、アセる。ここから結構上り坂やんなあ。ギリギリかなあ。
1929 滑り込みセーフ。汗をダラダラ流しつつ、横尾忠則現代美術館の玄関を入る。受付の方がどうぞ2階へと案内してくれる。えっ今日、無料の日?ラッキー!!ロッカーに荷物を入れている間に、閉館30分前のアナウンスが流れる。観客は少ない。3名程度か。完全マイペースで鑑賞。2階は時系列での自画像展示。古い制作年の作品では、へーこんなん描いてはったんや。というのもありつつ、特に最近の作品中心にじっくり見る。あと15分。3階はほかの美術家を描いた作品。なんとなくこちらは目を惹かれず、10分程度みてもういいかと。
1955 はい、もうすっかり夜です。いつもだったらまだまだ残業してる時間帯ですが、今日はギャラリーと美術舘のハシゴが成功して大満足です。挑戦した甲斐がありました。
意外と長文になってしまいました、G.T.R.。ここまで読んでくださった方、有難うございます。皆さんも仕事帰りにギャラリーや美術舘に行ってみてはいかが?意外と楽しいかもしれませんよ~。
★今回の行先
□ストリートギャラリー http://street-gallery.net/top/
□横尾忠則現代美術館 http://www.ytmoca.jp/outline/outline.html
2018年7月8日日曜日
プラド美術館展
大雨の合間を縫って、兵庫県立美術館のプラド美術館展に行きました。
同展の目玉は7点のベラスケス作品。ここ数年、自分はベラスケスに興味があり、「鏡のヴィーナス」をコラージュの題材にしたこともあります。今回は特に筆のタッチが実際に見られるのを楽しみにしていました。
ベラスケスの肖像画は、ほぼ等身大。観客も少なめでゆっくり見ることができました。
特に気に入ったのは「マルス」。イメージで言うと、仕事帰りにサウナに立ち寄ったら偶然出会った同僚。「おぅ、お疲れ。」なんて。
実際はどうかわかりませんが、ベラスケス、人間が好きなんやなぁと思わせる。この感じ、やはり実物と向き合ってわかるものがあります。
ベラスケスの筆のタッチ、近くで見るとまぎれもなく筆跡、離れて見るときちんと絵になっているという。魔法ですね。
ベラスケスに限らず、展覧会の全体的に、そこはかとなくユーモアを感じました。陽気なラテンの血なのかなんなのか。
自分の感覚として、厳密な写実よりも、人が描いた痕跡に惹きつけられるということを、改めて認識しました。
そして、なんとなく励まされました。大丈夫、自由に描いてよし。
同展の目玉は7点のベラスケス作品。ここ数年、自分はベラスケスに興味があり、「鏡のヴィーナス」をコラージュの題材にしたこともあります。今回は特に筆のタッチが実際に見られるのを楽しみにしていました。
ベラスケスの肖像画は、ほぼ等身大。観客も少なめでゆっくり見ることができました。
特に気に入ったのは「マルス」。イメージで言うと、仕事帰りにサウナに立ち寄ったら偶然出会った同僚。「おぅ、お疲れ。」なんて。
実際はどうかわかりませんが、ベラスケス、人間が好きなんやなぁと思わせる。この感じ、やはり実物と向き合ってわかるものがあります。
ベラスケスの筆のタッチ、近くで見るとまぎれもなく筆跡、離れて見るときちんと絵になっているという。魔法ですね。
ベラスケスに限らず、展覧会の全体的に、そこはかとなくユーモアを感じました。陽気なラテンの血なのかなんなのか。
自分の感覚として、厳密な写実よりも、人が描いた痕跡に惹きつけられるということを、改めて認識しました。
そして、なんとなく励まされました。大丈夫、自由に描いてよし。
2018年6月24日日曜日
榎忠展行ってきました。
榎忠展 MADE IN KOBE 行ってきました!
ギャラリー島田の空間に、榎忠さんの作品がギッシリ詰まってました。
いつも榎忠さんの展示を見て眼が引き付けられるのは、
ライティングの美しさです。
RPMの照明が壁面に映し出した未来都市の影が美しいと思いました。
キリンのときや県美の時とは比較できませんが・・・
B1展示で観客の足に薬莢が当たって鳴る微かな金属音も印象的でした。
あと、UFOの作品を初めて見ることができて嬉しかったです。
榎忠さんの作品、今回も展示期間に地震が発生したわけですが、
それが偶然とは思えない程、巨大な何かを感じさせてくれます。
いつかまた、神戸駅のときのギロチンみたいに、
巨大空間での崇高かつ凶暴な展示を見たいです!
ギャラリー島田の空間に、榎忠さんの作品がギッシリ詰まってました。
いつも榎忠さんの展示を見て眼が引き付けられるのは、
ライティングの美しさです。
RPMの照明が壁面に映し出した未来都市の影が美しいと思いました。
キリンのときや県美の時とは比較できませんが・・・
B1展示で観客の足に薬莢が当たって鳴る微かな金属音も印象的でした。
あと、UFOの作品を初めて見ることができて嬉しかったです。
榎忠さんの作品、今回も展示期間に地震が発生したわけですが、
それが偶然とは思えない程、巨大な何かを感じさせてくれます。
いつかまた、神戸駅のときのギロチンみたいに、
巨大空間での崇高かつ凶暴な展示を見たいです!
2018年6月17日日曜日
2018年6月3日日曜日
Osaka Gallery Map
ギャラリーツアーを企画していきます。
Osaka Gallery Map
大阪の現代美術企画ギャラリーを地図上で紹介
https://osaka-gallery-map.info/
神戸でも同じようなのがあったらいいのに。
自分で作ろう。
2018年5月27日日曜日
アートライフ
1.元町のサンセイドウギャラリーに
川原百合恵さんの絵画展に行く。
以前、301でハガキを見てチェックしていたもの。
morning painting
http://sanseido-gallery.com/yuriekawahara2018/
ご自身で
「何が描かれているわけでもない、ただ、1枚の絵でしかない、絵」
と書かれている。
その通り、なにかわからないところがいいと思った。
ぼくたちは、絵を見てもすぐにこれは何が描かれていると
意味づけ、レッテルを貼って、そこで見ることを止めてしまう。
なにかわからない宙づり状態で眺めていられる絵。
期待通り、現物を見ないとわからない、いいところあり。
とくにカンバスが露出している部分の見え方、薄塗り部分が
いい感じ。
自分で描いていると描きすぎることが多いと思う。
他人の絵を鑑賞すると、描きすぎずに止めている作品を、
良いと感じることが多々ある。
2.川原百合恵さんの個展に行く途中、
同ビルの2階でstoragebooksという本屋さんに出くわす。
店員さんに声をかけられて
アートブックが充実してそうだったので
見つけたアートマガジンがこれ。
MONTEM
#4を気に入って購入。
3.ギャラリーヤマキファインアートの
芝高康造「WORKS 1975-1982」を見に行く。
ここは、ギャラリーの方がいつも絶妙の距離感で説明してくれる。
過去の作品の変遷も興味深かったが、
ぼくが気に入ったのは、奥に展示されていた最新シリーズの方。
芝高さん本人がいらっしゃって、
ほかの方とお茶を飲んで話されていたが、
話を中断して最新シリーズの解説を聞かせて頂けた。
「caput mortuum」の意味、
「版」の面白さについて興味深く伺った。
川原百合恵さんの絵画展に行く。
以前、301でハガキを見てチェックしていたもの。
morning painting
http://sanseido-gallery.com/yuriekawahara2018/
ご自身で
「何が描かれているわけでもない、ただ、1枚の絵でしかない、絵」
と書かれている。
その通り、なにかわからないところがいいと思った。
ぼくたちは、絵を見てもすぐにこれは何が描かれていると
意味づけ、レッテルを貼って、そこで見ることを止めてしまう。
なにかわからない宙づり状態で眺めていられる絵。
期待通り、現物を見ないとわからない、いいところあり。
とくにカンバスが露出している部分の見え方、薄塗り部分が
いい感じ。
自分で描いていると描きすぎることが多いと思う。
他人の絵を鑑賞すると、描きすぎずに止めている作品を、
良いと感じることが多々ある。
2.川原百合恵さんの個展に行く途中、
同ビルの2階でstoragebooksという本屋さんに出くわす。
店員さんに声をかけられて
アートブックが充実してそうだったので
見つけたアートマガジンがこれ。
MONTEM
#4を気に入って購入。
3.ギャラリーヤマキファインアートの
芝高康造「WORKS 1975-1982」を見に行く。
ここは、ギャラリーの方がいつも絶妙の距離感で説明してくれる。
過去の作品の変遷も興味深かったが、
ぼくが気に入ったのは、奥に展示されていた最新シリーズの方。
芝高さん本人がいらっしゃって、
ほかの方とお茶を飲んで話されていたが、
話を中断して最新シリーズの解説を聞かせて頂けた。
「caput mortuum」の意味、
「版」の面白さについて興味深く伺った。
2018年5月13日日曜日
2018年5月6日日曜日
2018年4月29日日曜日
2018年4月22日日曜日
2018年4月15日日曜日
2018年4月8日日曜日
2018年4月1日日曜日
2018年3月25日日曜日
2018年3月18日日曜日
2018年3月11日日曜日
2018年3月4日日曜日
2018年2月25日日曜日
2018年2月18日日曜日
2018年2月11日日曜日
2018年2月4日日曜日
2018年1月28日日曜日
2018年1月21日日曜日
2018年1月14日日曜日
2018年1月7日日曜日
2018年1月1日月曜日
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